先日、ある焼鳥屋さんのオーナーとたまたま飲みの席で同席し、お話しをする機会がありました。
最初は小さいお店から独立開業しそれでも苦戦していたようですが、努力を続け、また移転を何度かして今のお店ができあがったそうです。
オーナーはもうほとんどお店に立つ必要はなくなり、人助けの気持ちで安くで店舗アプリを制作する事業を立ち上げたり、飲みの席に参加して野球のチケットを配ったりと好調さが滲み出ている飲食店オーナーさんでした^^
(残念ながら私は野球のチケットは当たりませんでしたが‥;)
焼鳥屋さんは夜型のお店でアルコールが出るのでそれなりの客単価があり原価率も低く抑えられる傾向があるのですが、それでも他の業態の飲食店さんと同じように経営は簡単ではありません。
その焼鳥屋さんがある場所は昔からある工業地域近くというくらいしか私が知らない場所で、そのオーナーさんが店舗経営ノウハウを磨いてきたというのはあるのですが、そのような立地で飲食店を繁盛させるのは一般的にはレアケースです。
少し疑問に思ったので簡単にデータだけの商圏調査をして分析してみるとその理由が分かりました。
一般的には昔からある工業地域は工場の閉鎖により人口の減少が止まらない場所が多いのですが、その焼鳥屋さんの立地の近辺は逆に労働人口が大きく増加している地域だったのです。
なんと5年間で労働人口が16%以上も増加していました!
こんな立地があるんですね。
もちろんオーナーの店舗経営ノウハウによるところがとても大きいのですが、本当によい立地で飲食店開業を果したと思います。
ただ残念なことに飲食店経営者さんの多くはとりあえず馴染みのある場所というだけで開業される方が多く、最初の一歩の立地の所で間違えてしまっている方が多いので商圏調査は本当に大事です。
美容室の商圏調査についは、コラム「【美容室】開業に成功する商圏分析」にも書いています。
税理士法人MFM