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財務デューデリジェンス(財務DD)によるM&Aのリスクマネジメントが成功のポイント。
税理士法人MFM(四大監査法人出身の公認会計士在籍)

有価証券の財務デューデリジェンス

大企業のM&Aの財務デューデリジェンス(財務DD)の具体的手続については書籍等を参考にすればいいのですが、内容が厚く中小企業のM&Aでは不要な手続も多く書かれているためかなり読みにくくなっています。このコラムでは中小企業のM&Aを想定し、貸借対照表(B/S)の有価証券の財務デューデリジェンスのチェックリストを記載しています。

有価証券の財務デューデリジェンスのチェックリスト

財務デューデリジェンス(財務DD)
重要な会計方針である有価証券の評価基準及び評価方法を把握する
証券が発行されている有価証券については、現物又は預り証を確認する
非上場株式などの市場価格のない株式等については、決算書等を入手し実質価額が著しく低下していないかを確認する
売買目的有価証券について、時価評価され、評価差額が損益として処理されていることを確認する
満期保有目的の債券について、償却原価法により評価され、利息法又は定額法により期間配分されていることを確認する
子会社株式及び関連会社株式について、取得価額により評価されていることを確認する
その他有価証券について、時価評価され、評価差額は全部資本直入法又は部分資本直入法により処理されていることを確認する
市場価格のない株式等について、取得価額で計上されていることを確認する
時価が著しく下落した場合、適切に減額処理されているかを確認する

中小企業では多くの有価証券を持っていることは稀ですが、社歴が長い会社の場合は過去に出資をしてずっと塩漬けになってしまっている株式が貸借対照表に計上されていることがあります。多くの場合は取得価額のまま計上されているため、その評価の妥当性を検証する必要があります。

コラム「勘定科目別の財務デューデリジェンスのチェックリスト」

なお、中小企業庁の公表している財務デューデリジェンスのチェックリストでは「会計方針、残高、評価の妥当性、(株券が発行されているものについては)現物管理 等」を一般的な調査項目としています。

金融機関、仲介会社の方へ

税理士法人MFMでは、金融機関や仲介会社の担当者の方からの財務デューデリジェンス(財務DD)のご相談を無料で受け付けています。デューデリジェンス費用を安く抑えたいという方から相見積りのご依頼を受け、最終的に弊社で実施させて頂いたところ、20分の1以下の費用にできたこともありますので、お気軽にご相談下さい。

コラム「デューデリジェンスとは。その費用の相場」

会計事務所、税理士事務所の方へ

初めてM&Aの調査業務をされる会計事務所様や税理士事務所様からのご相談も承っています。クライアント様の情報を頂くことなく財務デューデリジェンスや企業調査を実施させて頂きますので、同業ですが安心してお任せ頂けると思います。決算書や申告書のチェックは先生が実施されて足りないと思われる部分だけお手伝いさせて頂く方法など、柔軟的な対応も可能です。

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税務デューデリジェンス(税務DD)は税の専門家である税理士に依頼するのがよいでしょう。
税理士法人MFMではM&Aのデューデリジェンスの経験が豊富な公認会計士・税理士の有資格者によるデューデリジェンスを行っています。
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サービス案内「簡易財務デューデリジェンス・簡易税務デューデリジェンス」

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M&A財務デューデリジェンス(財務DD)部門