大阪・東京の税理士法人MFMグループ(四大監査法人出身の公認会計士在籍)
棚卸資産の財務デューデリジェンス
大企業のM&Aの財務デューデリジェンス(財務DD)の具体的手続については書籍等を参考にすればいいのですが、内容が厚く中小企業のM&Aでは不要な手続も多く書かれているためかなり読みにくくなっています。
このコラムでは中小企業のM&Aを想定し、貸借対照表(B/S)の棚卸資産の財務デューデリジェンスのチェックリストを記載しています。
棚卸資産の財務デューデリジェンスのチェックリスト
貸借対照表の棚卸資産の財務デューデリジェンスで最も注意しなければならない点は、やはり次の点ですのでしっかりと時間をかけて手続を実施する必要があります。
1.在庫は実在しているのか
2.販売が困難な滞留在庫はないか
☑ | 財務デューデリジェンス(財務DD) |
□ | 重要な会計方針である棚卸資産の評価基準及び評価方法を把握する |
□ | 棚卸資産回転期間分析を行う |
□ | 在庫表を入手し在庫の内容を確認する |
□ | 実地棚卸の実施概要や棚札等を確認し、適切に実地棚卸が実施されていることを確認する |
□ | 実際に棚卸資産を確認し、適切に管理されていることを確認するとともに、滞留在庫の有無を把握する |
□ | 預け在庫や外部倉庫がある場合、在庫証明書等により確認するとともに、その管理状況を確認する |
□ | 預り在庫がある場合、取引内容や合理的な理由があることを確認する |
□ | 品質低下、陳腐化、市場の需給変化などにより収益性が低下している場合、簿価切下げを検討する |
コラム「勘定科目別の財務デューデリジェンスのチェックリスト」
金融機関の担当者の方へ
税理士法人MFMでは、金融機関の担当者の方からの財務デューデリジェンス(財務DD)のご相談を無料で受け付けています。
買収対象会社の業種により気を付けるべき勘定科目や取引が異なるため、お気軽にご相談ください。
M&Aの実施を検討されている方へ
財務デューデリジェンス(財務DD)は財務諸表監査の知識と経験があり、財務的なリスクを見抜ける能力に長けている公認会計士に依頼する方が安心です。
税務デューデリジェンス(税務DD)は税の専門家である税理士に依頼するのがよいでしょう。
税理士法人MFMではM&Aのデューデリジェンスの経験が豊富な公認会計士・税理士の有資格者によるデューデリジェンスを行っています。
どれだけ小さい案件のM&Aであっても四大監査法人出身の公認会計士がデューデリジェンス業務を監督しているため、安心してお任せ頂けます。
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M&A財務デューデリジェンス(財務DD)部門