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財務デューデリジェンス(財務DD)によるM&Aのリスクマネジメントが成功のポイント。
大阪・東京の税理士法人MFMグループ(四大監査法人出身の公認会計士在籍)

現金預金の財務デューデリジェンスのチェックリスト

大企業のM&Aの財務デューデリジェンス(財務DD)の具体的手続については書籍等を参考にすればいいのですが、内容が厚く中小企業のM&Aでは不要な手続も多く書かれているためかなり読みにくくなっています。
このコラムでは中小企業のM&Aを想定し、貸借対照表(B/S)の現金及び預金の財務デューデリジェンスのチェックリストを記載しています。

スコープ(scope)の決定

財務デューデリジェンス(財務DD)では、すべての勘定科目や取引について手続を実施しません。
これは、時間的・予算的制約から、すべての勘定科目や取引について手続を実施することは費用対効果の点で割に合わないためです。
実務的には、スコープ(scope)と呼ばれる金額基準を設定し、スコープ以上のものは重要なので手続を実施しますが、スコープ未満のものは重要性がないと判断し基本的には手続を実施しません。

現金の財務デューデリジェンスのチェックリスト

貸借対照表の現金はその勘定科目の性質上、金額が小さいためスコープ未満であることが多く、特段の財務デューデリジェンス(財務DD)は実施しないケースが多いです。
ただ、現金の管理状況のヒアリングや金庫の中身を見させてもらうと、思いもよらない状況が判明することがあります。

預金の財務デューデリジェンスのチェックリスト

財務デューデリジェンス(財務DD)
銀行別・口座種類別・口座番号別の銀行口座一覧を把握する
残高が大きい銀行口座については、通帳やインターネットバンキングの残高照会により残高が正しいことを確認する
各銀行口座の開設や解約の経緯を確認する
小切手の使用状況を確認する

貸借対照表に計上されているすべての銀行預金口座について残高確認書を入手できればよいのですが、財務諸表監査と異なり中小企業のM&Aではそこまで実施できないケースが多く、その場合は通帳や残高照会により残高が正しいことを確認します。

コラム「勘定科目別の財務デューデリジェンスのチェックリスト」

金融機関、仲介会社の方へ

税理士法人MFMでは、金融機関や仲介会社の担当者の方からの財務デューデリジェンス(財務DD)のご相談を無料で受け付けています。買収対象会社の業種により気を付けるべき勘定科目や取引が異なるため、お気軽にご相談ください。

会計事務所、税理士事務所の方へ

初めてM&Aの調査業務をされる会計事務所様や税理士事務所様からのご相談も承っています。クライアント様の情報を頂くことなく財務デューデリジェンスや企業調査を実施させて頂きますので、同業ですが安心してお任せ頂けると思います。決算書や申告書のチェックは先生が実施されて足りないと思われる部分だけお手伝いさせて頂く方法など、柔軟的な対応も可能です。

M&Aの実施を検討されている方へ

M&Aの調査である財務デューデリジェンス(財務DD)は財務諸表監査の知識と経験があり、財務的なリスクを見抜ける能力に長けている公認会計士に依頼する方が安心です。
税務デューデリジェンス(税務DD)は税の専門家である税理士に依頼するのがよいでしょう。
税理士法人MFMではM&Aのデューデリジェンスの経験が豊富な公認会計士・税理士の有資格者によるデューデリジェンスを行っています。
どれだけ小さい案件のM&Aであっても四大監査法人出身の公認会計士がデューデリジェンス業務を監督しているため、安心してお任せ頂けます。
簡易的な財務DDや税務DDを20万円~で実施しています。
サービス案内「簡易財務デューデリジェンス・簡易税務デューデリジェンス」

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M&A財務デューデリジェンス(財務DD)部門