財務デューデリジェンス(財務DD)によるM&Aのリスクマネジメントが成功のポイント。
大阪・東京の税理士法人MFMグループ(公認会計士在籍)

 

古河電気工業株式会社「昭和電線ホールディングス株式会社との建設・電販市場向け汎用電線事業の合弁契約書締結に関するお知らせ」

 当社は、添付のとおり2019年6月18日に「建設・電販市場向け汎用電線事業の業務提携、販売統合に関するお知らせ」で公表しました共同出資による販売会社であるSFCC株式会社を新規設立し、販売部門を統合することに関しまして、このたび公正取引委員会の審査を適正に終了し、昭和電線ホールディングス株式会社と合弁契約書を締結しましたのでお知らせいたします。
なお、当社と昭和電線ホールディングス株式会社との間には、資本関係・人的関係について記載すべき該当事項はございませんが、当社および当社子会社と昭和電線ホールディングス株式会社子会社間においては、銅線やケーブル製品に関する取引関係がございます。
 本業務提携および販売統合による、当期の当社業績に与える影響は軽微と見込んでおります。

添付:建設・電販市場向け汎用電線事業の合弁契約書締結に関するお知らせ

以 上

(添付資料)

2019 年 10 月 15 日

各 位

昭和電線ホールディングス株式会社
(コード番号 5805)
古河電気工業株式会社
(コード番号 5801)

建設・電販市場向け汎用電線事業の合弁契約書締結に関するお知らせ

 昭和電線ホールディングス株式会社(代表取締役社長 長谷川隆代、以下「昭和電線HD」)と古河電気工業株式会社(代表取締役社長 小林敬一、以下「古河電工」)は、2019年6月18日に「建設・電販市場向け汎用電線事業の業務提携、販売統合について」で公表しました、共同出資による販売会社であるSFCC株式会社(以下「SFCC」)を新規設立し、販売部門を統合することに関しまして、このたび公正取引委員会の審査を適正に終了し、合弁契約書を締結しましたのでお知らせいたします。

1.SFCC設立の背景と目的
 日本の建設・電販市場は、東京オリンピック・パラリンピック後も先送りされた投資が継続するものの、中長期的には首都圏以外での構造的な需要縮小と、人口減少に伴う新設住宅着工戸数の減少が見込まれることから、全体として需要の減少傾向は避けられないと予想しており、加えて人手不足による生産性改善や物流費の高騰は喫緊の課題となってきております。
 昭和電線HDと古河電工とはそれぞれにグループ内の事業改善・改革に鋭意取り組んでまいりましたが、単独での更なる収益改善は非常に困難な見通しにあるとの認識で一致し、この度、建設・電販市場向け汎用電線の業務提携について、共同出資による販売会社であるSFCCを設立し、販売部門を統合することで合意に至りました。SFCCでは販売業務の効率化を進めるとともに、在庫の一括集中管理を実施し、デリバリーや品揃えの充実を図り、より高いレベルでのお客様サービスの向上に努めてまいります。

2.業務提携の概要
 昭和電線HDの100%子会社である昭和電線ケーブルシステム株式会社(代表取締役社長 川瀬幸雄、以下「昭和電線CS」)および株式会社SDS(代表取締役社長 不二木哲、以下「SDS」)ならびに古河電工の100%子会社である古河エレコム株式会社(代表取締役社長 福地光、以下「古河エレコム」)の3社が取り扱う建設・電販市場向け汎用電線の販売事業を、SFCCに統合いたします。

 統合ブランド商品:汎用電線の主要品種(IV・CV(6.6kV以下)・CVV・VVF・VVRとこれらの環境配慮型電線)の両社のブランドを統合し、ブランド名を「SWCC・FURUKAWA」といたします。

3.統合ブランド商品「SWCC・FURUKAWA」の製造および物流拠点について
 SFCCで販売する統合ブランド商品を供給する製造拠点は、昭和電線グループの昭和電線CSにある三重事業所、古河工場(茨城県)、愛知工場、古河電工グループの古河電工産業電線株式会社(代表取締役社長 松本康一郎)にある平塚工場(神奈川県)、栃木工場を予定しております。
 昭和電線グループの物流子会社である株式会社ロジス・ワークス(代表取締役社長会田和彦、以下「ロジス」)と古河電工グループの物流子会社である古河物流株式会社(代表取締役社長 吉田康夫、以下「古河物流」)は統合ブランド商品に係る両社の物流加工・配送業務をロジスに集約することを予定しております。
 なお、製造会社・物流会社各社は、従来通りの資本関係を維持した事業形態を継続いたします。

4.SFCCの概要

(1)商号SFCC 株式会社
(2)略号SFCC(Showa Furukawa Cable Co., Ltd.)
(3)ブランド名SWCC・FURUKAWA
(4)本社所在地神奈川県川崎市川崎区日進町1-14
(5)代表者の役職・氏名代表取締役社長  黒須  光明(予定)
(6)事業内容/td>建設・電販市場向け各種電線・ケーブルおよびその付属品、関連資材類の販売
(7)資本金4億9千万円(予定)
(8)営業開始予定日2020 年4月1日(予定)
(9)決算期3月
(10)出資比率昭和電線 HD60%  古河電工 40%
(11)営業拠点本社(川崎)、関西支店、中部支店、東北支店、九州支店

5.SFCCの業績の見通し
 SFCCは、2021年3月期において500億円の売上を目標として営業活動を行います.

コラム「M&Aにおいてデューデリジェンスは必要なのか」
コラム「デューデリジェンスの種類と必要な資格」
コラム「経理担当者から見たM&Aのデューデリジェンスの流れと注意点」

大阪・東京の税理士法人MFMグループ
M&A財務デューデリジェンス(財務DD)部門