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大企業のサービス業のROE(自己資本利益率)の目安

サービス業の同業他社のROEを知りたいけれど知る方法がないと諦めている方がおられるかもしれませんが、経済産業省が企業活動基本調査を実施しておりその調査結果を公表してくれています。
ROE(自己資本利益率)の計算方法については、コラム「ROE(自己資本利益率)の業種別適正水準と改善方法」に記載しています。

その調査結果の中にサービス業の業種別の純資産と当期純利益が開示されています。
自己資本と純資産は少し異なる部分がありますが多くの会社において一致する(ないし近似する)ため、この純資産と当期純利益を用いることによって業種別のROEの目安を簡便的に算定することができます。
この調査の対象は、従業者50人以上かつ資本金又は出資金3,000万円以上の会社となっています。

サービス業においてROEが最も高い業種は「職業紹介業」で37.6%となっており、最も低い業種は「ゴルフ場」で0.5%になっています。

自社の決算書から計算したROEと比較することにより、自社のROEが高いのか低いのかを判断する目安になると思います。

また、M&A(Mergers and Acquisitions)の財務デューデリジェンス(財務DD)を行う場合、ROEを計算することにより、投資の収益性を見ることができます。
コラム「外食産業の経理担当者から見たデューデリジェンスの注意点」
コラム「美容室のオーナーから見たデューデリジェンスの注意点」

業種ROE
 飲食サービス業8.4%
  760 一般飲食店9.4%
  770 持ち帰り・配達飲食サービス業5.8%
 生活関連サービス業、娯楽業7.5%
  781 洗濯業5.2%
  789 その他の洗濯・理容・美容業・浴場業9.8%
  796 冠婚葬祭業(冠婚葬祭互助会を含む)7.2%
  797 写真プリント,現像・焼付業5.5%
  798 その他の生活関連サービス業5.1%
  801 映画館12.8%
  803 ゴルフ場0.5%
  804 スポーツ施設提供業(注)10.3%
  805 公園、遊園地・テーマパーク8.7%
  806 ボウリング場11.4%
 個人教授所8.2%
 サービス業(その他のサービス業を除く)14.4%
  880 廃棄物処理業11.4%
  900 機械等修理業13.9%
  911 職業紹介業37.6%
  912 労働者派遣業21.7%
  927 ディスプレイ業12.5%
  928 テレマーケティング業14.8%
  929 その他の事業サービス業10.9%
サービス業(その他のサービス業)19.1%

(注)純資産と当期純利益を用いて簡便的に計算しています。
(注)小数第2位を四捨五入しています。
経済産業省「2019年企業活動基本調査確報-平成30年度実績-」から算定。

コラム「サービス業のROA(総資産利益率)の目安」
コラム「サービス業の売上債権回転期間の目安」

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